Pronunciation

【英語の発音】演劇留学を通して学んだ学習法

発音が良くなると英語を学ぶのが楽しくなる!

「英語はあくまでコミュニケーションのツールであり、相手に自分の言いたいことが伝われば、発音にこだわる必要はない。」

このように言われることがあります。

 

確かにその通りです。

ニューヨークでは様々な人種が、それぞれ違ったアクセント(訛り)で英語を喋っています。

ものすごく英語が流暢な人であっても、アクセントが残っている人は多くいます。

 

そのため発音にこだわり過ぎる必要は全くありません

 

ただ、ネイティブのような発音で英語が喋れるようになってくると、英語学習が圧倒的に楽しくなることも、また事実です。

また、いくら伝わればそれで良いと言っても、聞き手が苦労せずに理解できるレベルで英語を発音できる能力は、誰もが必要な能力です。

 

そこでこの記事では、英語の発音やイントネーションの学習方法を紹介していきます。

 

僕が通っていた演劇学校には留学生が多く在籍していたため、発音矯正のクラスがとても充実していました。

そこで実際に行われている発音学習の中から特に効果があったもの厳選して紹介していきます。

 

それ以外にも、僕が今まで行ってきた英語学習で、発音やイントネーションの向上に効果があった勉強法も最後に加えておきます。


演劇学校での発音学習

発音の基礎学習

発音記号(IPA)の学習

発音記号は、ノンネイティブが英語の発音を学ぶための必須項目です。

これを学ぶことによって、英語を喋るために必要な音(母音・子音)とその発生方法(唇や下の位置など)について学ぶことができます。

 

発音記号にはいろいろな種類がありますが、一番オーソドックスなものはIPA(International Phonetic Alphabet)と呼ばれるものです。

多くの辞書もIPAでの発音表記を採用しています。

IPAを使用している辞書

Cambridge Dictionary

Collins English Dictionary

など

 

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シラブルの学習

シラブル(Syllable)とは、英単語を構成する音節のことです。

全ての英単語は必ず1つ以上のシラブルから構成されています。

シラブルを学ぶことは、ネイティブのような自然なイントネーションで英語を話すための、土台作りと言えるでしょう。

 

シラブルについて詳しく知りたい方はコチラ

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オススメ参考書

発音記号やシラブルの基礎知識を押さえ、アメリカ英語の発音・イントネーションを学びたい方はこちらの参考書がオススメです。

Mastering the American Accent (Barron's Foreign Language Guides)
著者:Lisa Mojsin
出版:Barron's

 

発音トレーニング

IPAへの書き換え

自分が喋る英語を、IPAで書き換えて、音読の練習をします。

 

プレゼンテーションの台本や、普段自分が音読している英語教材の一部を、IPAで書き直してみると良いでしょう。

僕の場合は、戯曲の中の自分のセリフや、オーディションで歌う曲の歌詞をIPAで書き換えていました。

 

特に英語の母音は種類が多く、また似ている音も多いため、非常に紛らわしいです。

しかしIPAで書き換えることにより、それぞれの音の違いが明確になり、よりクリアに発音することができるようになります。

 

英語の早口言葉

英語の早口言葉をTongue Twisterと言い、俳優の発音トレーニングなどで使われます。

ここではいくつかその例を上げておきます。

例1)
Peter Piper picked a peck of pickled peppers
A peck of pickled peppers Peter Piper picked
If Peter Piper picked a peck of pickled peppers
Where’s the peck of pickled peppers Peter Piper picked?

例2)
She sells seashells by the seashore.

例3)
If a dog chews shoes, whose shoes does he choose?

出典:engVid

ポイント

IPAやシラブルという知識を得ただけでは、当然英語を上手く発音することはできません。

実際に口を動かして自分の口に英語の発音を覚えさせていくことが重要です。

 

ネイティブのイントネーションを真似る

ネイティブの音声を聴いて、それにできる限り似せて喋るという練習です。

やり方

1.ネイティブが喋っていることを一言一句、紙に書き出します。
2.その紙に話し手の発音やイントネーションの特徴を書き込んでいきます。

例えば、音程が上がるシラブルに「⤴︎」という印を付けたり、単語同士がリンキングしている部分などは「ー」で繋げたり、できるだけ細かく書き込んでいきます。

3.色々なメモ書きが入ったスクリプトを何度も音読し、それを録音します。
4.ネイティブの音声と聴き比べながら、さらに自分の発音やイントネーションを修正していきます。

 

【効果】

ネイティブがどうやって英語を喋っているかが、細部に渡りよりクリアになる

ネイティブと自分の違いに気づくことができる

ネイティブの喋り方を自分の中に落とし込んでいくことができる

 

その他の効果的な発音学習

ネイティブとのマンツーマン発音トレーニング

自分の発音やイントネーションを、ネイティブに細かくチェックしてもらいます。

自分ではネイティブと同じように話しているつもりでも、ネイティブの耳には不自然に聞こえることがあります。

その微妙なイントネーションの違いに気づくことは、発音学習においてとても有意義です。

 

ネイティブの発音をたくさん聴く

ネイティブの英語をたくさん聴くことも、発音やイントネーションの改善に役立ちます。

ネイティブの英語をたくさん聴くことで、自分の中に英語のリズムやイントネーションが蓄積されていきます。

その蓄積された「英語の音」は、自分が喋る英語の中に、知らず知らずの内に現れます。

 

ネイティブの発音をたくさん聴くための手段

海外ドラマ・アニメ
➡️ NetflixAmazon Prime VideoDisney+など

海外YouTuberの動画

 

たくさん英語を喋る

英語のスクリプトを見ながら綺麗な発音で読めたとしても、会話の中でその綺麗な発音を使えるとは限りません。

 

会話では、即興で文章を組み立てながら、話さなければなりません。

また、目の前にネイティブがいるという緊張感も多少なりともあります。

さらには、話題に困った時に自分から何か質問したり、相手に誤解を生まないように言葉を選んだりしなければなりません。

 

このように会話の中には、発音以外にも考えなければならないたくさんの要素があります。

それらのタスクをこなしながら、発音やイントネーションもパーフェクトに喋るというのは、段違いに難しい作業です。

 

では、会話の中でも綺麗な発音、自然なイントネーションで英語を話せるようになるためにはどうすれば良いのか?

 

それは、結局のところ、会話をするしかありません

 

とにかくたくさん会話して、慣れていくしかありません

 

もし周りにネイティブがいなかったとしても、今はオンライン英会話スクールという英語を話せる場がたくさん用意されています。

それらを有効活用し、会話をすることに慣れていきましょう。

 

オススメのオンライン英会話スクール

とにかくたくさん話したいという方にオススメのオンライン英会話スクール

NativeCamp.

予約なしで毎日好きなだけ英語を話すことができます。

「相手がネイティブ、ノンネイティブ問わず、とにかく話してスピーキング力を付けたい!」という方に最適です。

 

まとめ

演劇学校での発音学習

発音の基礎学習

✅発音記号(IPA:International Phonetic Alphabet)の学習

✅シラブル(Syllable)の学習

発音トレーニング

✅IPAへの書き換え

✅英語早口言葉(Tongue Twisters)

✅ネイティブを真似る

 

その他の効果的な発音学習

✅ネイティブとのマンツーマントレーニング

✅ネイティブの英語をたくさん聴く

✅たくさん英語を喋る

 

ご精読ありがとうございました。

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