ネイティブ講師のプランは値段が高い・・・
オンライン英会話スクールを選ぶ時の判断基準の1つが、「ネイティブ講師の有無」だと思います。
できればネイティブ講師に習いたいという人も多いと思いますが、そのような英会話スクールやプランは料金がとても高いですよね。
DMM英会話では、スタンダードプランとプラスネイティブプランで月額が倍以上違います。
ネイティブ講師だけを揃えているCamblyも、他の英会話スクールと比べて、金額が高く設定されています。
しかし、このような高い料金を支払ってネイティブのレッスンを受けることに果たして意味はあるのでしょうか。
結論から言うと、僕はネイティブ講師にこだわる必要はないと思っています。
ノンネイティブとのレッスンで充分に英語力を伸ばすことはできます。
この記事では、その理由ついて僕なりの見解を述べていきたいと思います。
そしてその上で、DMM英会話、Cambly、NativeCamp.の3社のサービスを比較してみましょう。
目次
ノンネイティブ講師について
講師の英語力
ノンネイティブ講師の英語力に関して疑問を持っている方もいるかもしれません。
確かに、ノンネイティブ講師の英語のレベルにはばらつきがあります。
ネイティブと同等の英語力を持つ講師もいれば、そうではない講師もいます。
もちろん英語力の高い講師から教わるに越したことはありません。
しかし、一概にネイティブだから授業の質が良いという訳ではありません。
英語を喋れるようになるには、いろいろなトピックについて、とにかくたくさん話すことが必要です。
そう考えると「良い講師」とは、生徒から話を引き出すのがうまく、与えられた時間の中で生徒にたくさん話す機会を与えられる講師ではないでしょうか。
講師としてこのスキルを持っているかどうかは、ネイティブかどうかとは全く関係ありません。
今まで多くの講師と英会話してきましたが、レッスン後に「楽しく、たくさん喋れて、英語力も向上したな」と感じられたのは、ノンネイティブ講師の授業でした。
講師の英語の訛り
多くのノンネイティブ講師は、その人特有の訛りがあります。
ネイティブのような綺麗な英語を喋る人もいますが、そのようなノンネイティブ講師はとても少ないと感じています。
しかし、訛りのある講師のレッスンを受けたからといって、その訛りが自分に移るということはありません。
もし1日に英語の勉強をするのはオンライン英会話だけで、毎日30分同じ訛りの英語を1年間聴き続けたら、その訛りは移るかもしれません。
しかし、このような状況になることはまずないでしょう。
毎日オンライン英会話しかしない英語学習者はほとんどいません。
英語を学習していれば、海外ドラマを見たり、TOEICの勉強をしたり、いくらでもネイティブの綺麗な英語に触れる機会はあります。
万が一オンライン英会話しかしない人がいたとしても、毎日同じ講師の同じ訛りを聴き続ける可能性は、限りなくゼロに近いでしょう。
このように考えると、自分の英会話講師の英語に多少訛りがあるからといって、それがあなたの英語力に影響を及ぼすことはまず無いと言うことができます。
発音学習について
発音は独学できる
もしあなたがネイティブのように綺麗な英語で喋れるようになりたいのであれば、オンライン英会話に頼るのではなく、きちんと発音にフォーカスした勉強をすることが必要です。
そして、発音やイントネーションは独学することが可能です。
その方法はコチラの記事を参照してください。
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【英語の発音】演劇留学を通して学んだ学習法
発音が良くなると英語を学ぶのが楽しくなる! 「英語はあくまでコミュニケーションのツールであり、相手に自分の言いたいことが伝われば、発音にこだわる必要はない。」 このように言われることがあります。 &n ...
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オンライン英会話の目的とは
英語を話すことに慣れる
オンライン英会話の一番の目的は何でしょうか?
それは英語を話すのに慣れることです。
とにかく英語をたくさん話し、英語の文章の組み立て方に慣れていくことが、スピーキング力を上げるために最も大切です。
間違っても気にせずにたくさん喋る人の方が、スピーキングは伸びます。
この視点に立って考えると、講師の英語力の多少の高い低いは、気にする必要がありません。
きちんと生徒のミスを把握して、それを訂正できる講師であれば、何の問題もありません。
ネイティブ講師を選ぶべき人
ここまでは、ノンネイティブ講師でも全く問題ないという話をしてきました。
では反対に、ネイティブ講師の授業を受けるべき人とは、どのような人なのでしょうか?
英語超上級者で発音をネイティブに近づけたい人
既にノンネイティブ講師と同じか、それ以上の英語力を持っていて、発音を限りなくネイティブに近づけたいと考えている人たちは、できるだけネイティブとのレッスンを行った方が良いでしょう。
そういう人の場合は、発音に特化したレッスンで、ネイティブから細かい指摘をもらう必要があります。
3つのオンライン英会話スクールを比較
ここからは、僕がこれまで使用したことのある3つのオンライン英会話を比べ、その特徴について見ていきましょう。
DMM英会話
ノンネイティブ講師の質がとても充実
講師の採用率は5%と厳しく、採用後のトレーニングもきちんと行われています。
教材が豊富
教材は、デイリーニュース、会話、語彙、ビジネス、TOEICなど26種類の大きなテーマに分けられています。
そして、それぞれのテーマに対してさらに数十個のトピックが用意されています。
それぞれの教材で、知識を学ぶセクションとディスカッションをするセクションが設けられており、バランス良く英語を学習することができます。
【月額】
1日1レッスン (1日25分) |
1日2レッスン (1日計50分) |
1日3レッスン (1日計75分) |
|
スタンダードプラン | 6,480円 | 10,780円 | 15,180円 |
プラスネイティブプラン | 15,800円 | 31,200円 | 45,100円 |
こんな人にオススメ!
毎日コツコツ英語を勉強することのできる人
読む・聴く・話すをバランス良く学んでいきたい人
NativeCamp.
教材の質が充実
初級者から上級者までに対応した豊富な教材が揃っています。
新しく学んだ語句を使って自作のセンテンスを即興で作るなど、教材の使い方も理にかなっていると感じます。
話すことと聴くことに主眼を置いたカランメソッドを用いた教材・指導体制が整えられているのもNativeCampの大きな特徴です。
毎日無制限に話せる
月額固定で毎日好きなだけ話すことができるというのも大きなメリットですね。
【月額】
6,480円
*ネイティブ講師のクラスを予約するには、別途費用が掛かります。
こんな人にオススメ!
空いている時間に集中的に英語を学びたい人
カランメソッドで英語を学習したい人
Cambly
講師は全てネイティブ
1万人以上のネイティブ講師が登録しています。
英語を専門的に教えている講師以外にも、アジアを旅するバックパッカーや元軍人、家族で海外に移住した人など、多様なバックグラウンドを持つ人たちと話をすることができます。
レッスンの録画機能
過去のレッスンの動画をいつでも観ることができます。
動画を見直すことで、細かい文法のミスなどに気づくことができるので、英語力向上にとても役立ちます。
フレキシブルな金額設定
1日のレッスン時間や、1週間のレッスン日数を自分で設定することができ、それによって月額が決まります。
レッスン時間は15分、30分、60分から、1週間のレッスン日数は2日、3日、5日から選ぶことができます。
【月額】
15分/日 | 30分/日 | 60分/日 | |
3日/週 | 68ドル(7,036円) | 120ドル(12,417円) | 216ドル(22,350円) |
5日/週 | 105ドル(10,864円) | 186ドル(19,246円) | 336ドル(34,766円) |
*レート:1ドル=103.47円(2020年12月20日)
*年間登録をした場合には、上記の金額から25%が引かれます。
例)30分/日×5日/週:186ドル(19,246円)→140ドル(14,486円)
こんな人にオススメ!
英語力が中級以上の人
世界中の個性豊かなネイティブたちと会話をしてみたい人
まとめ
ノンネイティブの講師について
ノンネイティブ講師の英語力について
✅授業の質は必ずしも講師の英語力と比例しない
ノンネイティブ講師の英語の訛り
✅講師の訛りが生徒に移ることはほぼ無い
オンライン英会話の目的
✅英語を話すことに慣れること → 教師の英語力はあまり関係ない
ネイティブの講師を選ぶべき人
✅英語超上級者で発音をみっちりネイティブに習いたい人
3つのオンライン英会話スクールの特徴
DMM英会話
✅毎日英語を話す習慣が身に付く
✅読む・聴く・話すをバランス良く学べる
NativeCamp.
✅空いている時間に集中的に学ぶことができる
✅とにかくたくさん英語を喋ることができる
Cambly
✅レッスンの録画機能がある
✅世界中の個性豊かなネイティブと会話ができる